「NISAはデメリットしかないって聞くけど、やっても大丈夫なのかな…?」
NISAを始めてみたいけど、デメリットがあると聞いてなかなか一歩が踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
結論、確かにデメリットはありますが、それを踏まえたうえでもNISAは今すぐ始めるべきです。
ただし、適当に商品を選ぶと、資産形成の効率は一気に落ちてしまうので注意する必要があります。
そこでこの記事では、NISAのデメリット及びその対策について詳しく解説していきます。
読み終えるころには、デメリットを正しく理解し、NISAを最大限活用できるようになるので、ぜひ最後
までお読みください!
「NISAにデメリットしかない」というのは本当なのか?

結論からいうと、NISAが「デメリットしかない」というのは言いすぎです。
なぜなら、2023年までの旧NISAよりも使いやすく進化しているから。
たとえば旧・つみたてNISAでは、投資額の上限が年40万円、保有期間の上限が最長20年という厳しい制限がありました。
一方、新NISAは年最大360万円まで投資でき、非課税で保有できる期間も無期限になっているため、大幅に投資しやすくなっています。
このように2023年以前ならともかく、2026年現在のNISAにデメリットしかないというのは誤った認識と言えるでしょう。
- 理由①:投資枠が拡大しても元本割れリスクは変わらない
- 理由②:非課税期間の無期限化で出口戦略が難しくなった
- 理由③:成長投資枠とつみたて投資枠の使い分けが複雑
- 理由④:旧・積立NISAから新NISAへロールオーバーできない
- 理由⑤:制度が手厚い分「とりあえず投資」で失敗しやすい
新NISAがデメリットしかないと言われる理由5選
2024年に始まった新NISAは、旧制度よりパワーアップしたはずなのに「デメリットしかない」との声もあります。
制度が手厚くなったからこそ、新しく注意すべき点が生まれているのが主な原因です。
ここでは旧・つみたてNISAとの違いにも触れながら理由を見ていきます。
理由①:投資枠が拡大しても元本割れリスクは変わらない
投資枠がいくら広がっても、元本割れのリスクそのものは消えません。
新NISAでは年間の投資枠が増え、より多くのお金を非課税で運用できるようになりました。
しかし、投資する中身が値下がりするリスクは、旧制度のときとまったく同じです。
枠が3倍近くに広がったということは、裏を返せば失う金額も大きくなります。
「たくさん投資できる=たくさん儲かる」と思い込むのは危険です。
枠の大きさに惑わされず、自分が許せる範囲の金額で続けましょう。
理由②:非課税期間の無期限化で出口戦略が難しくなった
「いつまでも保有できる」ことが、悩みになる方もいます。
旧NISAには「○年で非課税期間が終わる」という、いわば期限がありました。
そのため、売るタイミングを半ば強制的に意識させられていたのです。
新NISAは保有期間が無期限なので、終わりの区切りがありません。
「じゃあ、いつ売ればいいの?」と、出口の判断に迷ってしまう方もいます。
自由になった分、売りどきは自分でしっかり決める必要が出てきました。
理由③:成長投資枠とつみたて投資枠の使い分けが複雑
2つの投資枠があることが、初心者にとっては悩みどころになります。
新NISAには「つみたて投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」があります。
つみたて投資枠はコツコツ積み立て向き、成長投資枠は個別株なども買える自由度の高い枠です。
便利な反面、「どっちをどう使えばいいの?」と頭を抱えてしまう方も多いです。
さらに買える商品もそれぞれ違うため、最初は仕組みの理解に時間がかかります。
慣れてしまえば、自分に合った組み合わせを選べるので心強い味方になります。
理由④:旧・積立NISAから新NISAへロールオーバーできない
旧NISAの資産を、新NISAへそのまま引き継ぐことはできません。
ロールオーバーとは、保有している商品を次の非課税枠へ移して持ち越すことです。
旧制度から新制度への移行では、このロールオーバーが認められていません。
そのため旧NISAの資産は、別枠として今までどおり非課税で保有し続ける形になります。
「新しい枠に合体させて、まとめて管理したい!」と思っても、それはできません。
旧NISAと新NISAは別々に管理する、と覚えましょう。
理由⑤:制度が手厚い分「とりあえず投資」で失敗しやすい
制度が便利になったことが、思わぬ失敗を招くこともあります。
新NISAは枠が大きく、「いつでも始められて税金もかからない」と魅力が満載です。
その手軽さゆえに「よく分からないけど、とりあえず始めてみよう」となる方もいます。
しかし、中身を理解しないまま流行の銘柄に大金を入れてしまうと危険です。
値下がりした途端に怖くなって売り、結局損をする…という失敗もよく聞きます。
「制度が手厚い=必ず得する」ではないと覚えて、最初は少額から始めるのが安心です。
楽天NISAがデメリットしかないと言われる理由5選

「楽天NISAはデメリットしかない」という声をネットで見かけたことはありませんか?
その多くは、楽天ならではのポイント事情や、他社との比較から生まれているんです。
ここでは、楽天証券でNISAを使う際に知っておきたいポイントを整理していきましょう。
- 理由①:楽天ポイント還元率の改定が続いている
- 理由②:楽天キャッシュ・クレカ積立に上限と条件がある
- 理由③:楽天経済圏を使っていないとポイントのメリットを活かしにくい
- 理由④:SBI証券など他社と比較されやすい
- 理由⑤:NISA制度自体のデメリットは楽天でも変わらない
そもそも楽天NISAとは?(楽天証券で利用するNISA)
楽天証券という金融機関でNISA口座を開いて使うことを、「楽天NISA」とわかりやすく呼んでいます。
「楽天NISA」という独自の制度があるわけではありません。
最大の魅力は、積立額に応じて「楽天ポイント」が貯まるため、楽天経済圏と相性が良い点です。
つまり楽天NISAのメリットは、制度そのものより「ポイントのお得さ」にあります。
楽天ポイントを普段から溜めている人は、選択肢に入れておくと良いでしょう。
理由①:楽天ポイント還元率の改定が続いている
楽天NISAが「改悪された」と言われる一番の理由が、ポイント還元率の変更の多さです。
クレカ積立でもらえるポイントの割合は、これまで何度も見直されてきました。
引き下げられた時期もあれば、その後にまた引き上げられた時期もあります。
そのため「前はもっとお得だったのに…」と感じる人が、不満の声をあげやすいのです。
還元率は使うカードのランクによっても変わり、一般の楽天カードでは0.5%が基本となります。
ポイント条件は今後も変わる可能性があるため、最新情報をこまめに確認しましょう。
理由②:楽天キャッシュ・クレカ積立に上限と条件がある
楽天NISAの場合、ポイントを貯めながら積み立てられる金額には上限があります。
楽天では「楽天カードでの決済」と「楽天キャッシュでの決済」の2つの方法で積立ができます。
ポイント付与の対象は、楽天カードが月10万円、楽天キャッシュが月5万円まで。
両方を併用しても、ポイントが貯まる対象になるのは、合計で月15万円までというルールです。
理由③:楽天経済圏を使っていないとポイントのメリットを活かしにくい
楽天NISAの強みは「楽天をどれだけ使っているか」で大きく変わります。
楽天市場や楽天カード、楽天モバイルなどをまとめて使うことを「楽天経済圏」と呼びます。
貯まった楽天ポイントは、こうしたサービスの支払いに使うことで真価がでます。
普段ほとんど楽天を利用していない方にとっては、ポイントの使い道が限られてしまいます。
「ポイントは貯まったけど、使うところがない…」となってしまっては、もったいないです。
楽天NISAは、楽天をよく使う方ほどメリットが大きくなる仕組みだと言えます。
理由④:SBI証券など他社と比較されやすい
楽天が批判されやすいのは、ライバルである他社の存在も大きく影響します。
ネット証券では、SBI証券などが同じようにポイント還元や低コストを打ち出しています。
そのため「SBIのほうがお得では?」と、常に比較の目にさらされやすいのです。
どちらが有利かは、使っているクレカや、普段どの経済圏を使うかで変わってきます。
楽天市場をよく利用する人なら、ポイントがまとまって貯まる楽天に軍配が上がることも多いです。
「自分の生活スタイルに合うのはどちらか?」という視点で選びましょう。
理由⑤:NISA制度自体のデメリットは楽天でも変わらない
どんなにお得な楽天でも、NISA制度そのものの弱点までは消せません。
元本割れのリスクや、損益通算ができない点は、どの金融機関でも共通です。
つまり楽天で口座を開いたからといって、損失が出にくくなるわけではありません。
ポイントのお得さに目が向きがちですが、本質は「投資である」という点を忘れないようにしましょう。
「ポイントが貯まるから」というだけで、よく分からない商品に大金を入れるのは危険です。
お得さは上手に活用しつつ、あくまで投資の中身でしっかり選ぶ姿勢が大切になります。
まとめ

今回は、「NISAがデメリットしかない」と言われる理由や具体的な制度について解説しました。
本記事で紹介した通り、正直に言えば、NISAには以下のようなデメリットがあります。
- 投資枠が拡大しても元本割れリスクは変わらない
- 非課税期間の無期限化で出口戦略が難しくなった
- 成長投資枠とつみたて投資枠の使い分けが複雑
- 旧・積立NISAから新NISAへロールオーバーできない
- 制度が手厚い分「とりあえず投資」で失敗しやすい
ただし、それを差し引いても、以下のようにさまざまなメリットがあるので、デメリットだけを見て諦めるのはもったいないです。
- 年最大360万円まで投資できる
- 非課税で保有できる期間も無期限になっている
- 慣れてしまえば、自分に合った組み合わせを選べる
- 楽天NISAは、楽天をよく使う方ほどメリットが大きくなる仕組み
- 積立額に応じて「楽天ポイント」が貯まるため、楽天経済圏と相性が良い
デメリットについて正しく理解したうえで始めれば、NISAは資産形成に大きく役立つ制度です。
これから始めたい人は、本記事で挙げた対策を取り入れて、安全に運用してみてください。

